2018年、2022年のワールドカップ開催地が本日決定されました。それぞれロシア、カタール。日本が2022年開催地として落選したのは残念ですが、過去に実施されていない東欧、中東という地域での開催というのは意義深いのではないでしょうか。
それにしてもカタール、2009年世界銀行の統計データによれば人口は140万人超。先の南アフリカワールドカップの総入場者数が320万人弱であったことを踏まえると、1来訪者につき平均2試合観戦したとしても160万人が来訪することとなり、人口以上となることが見込まれます。日本に1億2000万人以上の人が一斉に訪れることはありえないでしょうが、一体ワールドカップ期間中カタールはどのような状況になるのでしょうか。また少しポイントはずれますが、カタールの2022年の姿を現時点では容易には想定できないと思います。いかがでしょうか。
ところで、勤務するロンドンのオフィスでは、日中にもかかわらず多くのイングランド人同僚がPC上のテレビ画面に映る開催地発表式典を固唾を呑んで見守っていました。2018年にイングランドが立候補していたためです。下馬評がなかなか高かったためでしょうか、「Russia!」とブラッターFIFA会長が明かした際にはフロアに半分絶叫に近い悲声が響き渡りました。ただ続いて「Quatar!」と発表されると、ほぼ全員半ば怒り、半ば呆れ気味。「It's all about dirty money!」と言い、賄賂が多くFIFA理事に贈られたのだと憤っていました。
イングランド開催が決まっていれば、8年後にまたこの場所に戻ってくるうまい理由ができたのに、残念。
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